アラン・ウエスト Allan West
「天紙風筆」
6 January – 20 January 2008
Artist Message
アートは思想の具現である。西洋美術史の題材は人間を中心にしている。
日本の美術史を見ると自然が題材になっている。西洋人は神を人物として表現している。日本は山も神、川も神の文化である。かつて自分も自然の一部である自 覚をもつ民族でもある。山水画は見る人がその絵の中に入れるかのように想わせる。欧米の風景画は自然を眺めるための窓である。
私は作品を見る人たちが、その絵の世界に入り込んだような錯覚をするように意図している。地上でもっとも神聖な場所は自然のなかにある。自然界の全てに魂 が宿っている。
紙、筆、岩絵の具、膠、箔など日本画の素材は全て自然の物である。描く時私は風、気候、温度や湿度とその変化を意識しながら材料を合わせて調合する。夏に あった絵の具の濃度は秋にあわない。日本画を描く業は自然を意識することである。自然と一体になって描く必然性が喜びである。その必然が題材に成るほど心 に響くようになる。
自然界は時に激しく時に優しく無秩序のような秩序を持つ。私達に沢山の事を教えようとしている。私は神聖な魂の宿る森林も荒野の渾沌とした激しい風中に荒 らされていない植物も現代人の比喩と見ている。私は自然の声を持って人の声を持つ。その美しい歌を心いっぱい絵で歌う。(アラン・ウェスト)
日本の美術史を見ると自然が題材になっている。西洋人は神を人物として表現している。日本は山も神、川も神の文化である。かつて自分も自然の一部である自 覚をもつ民族でもある。山水画は見る人がその絵の中に入れるかのように想わせる。欧米の風景画は自然を眺めるための窓である。
私は作品を見る人たちが、その絵の世界に入り込んだような錯覚をするように意図している。地上でもっとも神聖な場所は自然のなかにある。自然界の全てに魂 が宿っている。
紙、筆、岩絵の具、膠、箔など日本画の素材は全て自然の物である。描く時私は風、気候、温度や湿度とその変化を意識しながら材料を合わせて調合する。夏に あった絵の具の濃度は秋にあわない。日本画を描く業は自然を意識することである。自然と一体になって描く必然性が喜びである。その必然が題材に成るほど心 に響くようになる。
自然界は時に激しく時に優しく無秩序のような秩序を持つ。私達に沢山の事を教えようとしている。私は神聖な魂の宿る森林も荒野の渾沌とした激しい風中に荒 らされていない植物も現代人の比喩と見ている。私は自然の声を持って人の声を持つ。その美しい歌を心いっぱい絵で歌う。(アラン・ウェスト)
About this Artist
アラン・ウェスト 日本画家、屏風絵師
金箔、銀箔を駆使した豪華絢爛な琳派の伝統を受け継ぎながら、現代的且 つ
独創的な感性で、日本の自然を表現している。
1982年来日後、東京芸術大学にて日本画を学ぶ。屏風、掛け軸、版画、
お寺の襖絵、壁画、着に広いジャンルの作品の依頼を受け、発表する。
アジア、アメリカ、ヨーロッパの美術館や画廊など、各地の公共施設を始め、
企業、ホテル、美術館に展示、所蔵されている。
1962米国ワシントンD.C.に生まれる
1987米国カーネギーメロン大学卒業学科・ 絵画科卒業
1989東京芸術大学 日本画科研究生として 加山又造に師事
1992東京芸術大学大学院卒業
ベルリンJALギャラリーにて個 展
1993東京 草月ギャラリーにて個展
1994スミソニアン レンウィック美術館 U・S・Aにて個展
2003岡山 Galeria Puntoにて個展
サンクトペテロブルグ健都300 年記念行事正式招待 記念個展
金箔、銀箔を駆使した豪華絢爛な琳派の伝統を受け継ぎながら、現代的且 つ
独創的な感性で、日本の自然を表現している。
1982年来日後、東京芸術大学にて日本画を学ぶ。屏風、掛け軸、版画、
お寺の襖絵、壁画、着に広いジャンルの作品の依頼を受け、発表する。
アジア、アメリカ、ヨーロッパの美術館や画廊など、各地の公共施設を始め、
企業、ホテル、美術館に展示、所蔵されている。
1962米国ワシントンD.C.に生まれる
1987米国カーネギーメロン大学卒業学科・ 絵画科卒業
1989東京芸術大学 日本画科研究生として 加山又造に師事
1992東京芸術大学大学院卒業
ベルリンJALギャラリーにて個 展
1993東京 草月ギャラリーにて個展
1994スミソニアン レンウィック美術館 U・S・Aにて個展
2003岡山 Galeria Puntoにて個展
サンクトペテロブルグ健都300 年記念行事正式招待 記念個展