久世建二 Kenji Kuze
「土のかたち」陶による表現
5 Nobember – 16 Nobember 2008
作家よりメッセージ 「クレイワークの話」常識的に焼き物と言えば茶碗に象徴される陶芸の世界を想像する。 しかし現代では土を使った造形表現を広く解釈して、「土の仕事」 クレイワークと呼ぶことがある。それは従来のやきものの主たる役割である食器など生活の道具としての存在から、立体的な造形美術の表現の一素材と捉えて制作発表するアーチストの出現から始まる。 私の場合も自分の作品はやきものと呼ぶよりクレイワークの方が相応しいと思っている。土が元々持っている物理的科学的な性質を造形の重要な表現要素として造形してきた。土が自ら表わす形を探し求めている。
今回のテーマは、ニューヨークで起きた9,11事件のアフォリズム(警句)である。
作家プロフィール1945 福井県芦原町(現:あわら市)生まれ
1968 金沢美術工芸大学産業美術学科工業デザイン専攻卒業
1971 日本陶芸展選抜アメリカ・カナダ巡回展
現代の陶芸アメリカ・カナダ・メキシコと日本(東京国立近代美術館)
1972 ファエンツア国際陶芸展ラベンナ観光局長賞受賞(イタリア)
1973 日本陶芸展選抜メキシコ・アルゼンチン巡回展
1974 第11回日本国際美術展
1979 JAPAN TODAY(アメリカ シカゴ)
1980 CLAY WORKやきものから造形へ(大津、東京)
1982 イタリア巡回日本現代陶芸展(ローマ、フアエンツア)
1985 国際現代陶芸展(台北市立美術館)
1987 87八木一夫賞現代陶芸展 大賞受賞
1991 世界陶芸祭コンペ 優秀賞受賞(信楽)
1993 世界の工芸展(京都国立近代美術館)
1996 冒険美術アドベンチャー・大地のささやき展(滋賀県立近代美術館)
1999 NHK衛星放送『焼き物探訪』展(東京 日本橋高島屋)
2001 金沢21世紀美術館収集作品展(石川 金沢市)
2002 第2回円空賞受賞
名古屋芸術大学企画展 久世建二の世界展
2003 久世建二展(伊丹市立工芸センター)
2004 久世建二展(常滑 INAX TAILE MUSEUMU)
2005 疎通と拡散—韓中日国際陶芸交流展(ソウル ミラノ美術館)
2006 現代陶芸の粋展—東日本の作家を中心に—(茨城県陶芸美術館)
2007 金沢美術工芸大学学長就任
ギャラリー・トーク (11月5日(水)18:30~)1 2 3