展覧会について吉井康哲(やすのり)さんは、岡山市出身の医師であり、写真家でもあります。風景写真を撮り始めて10年、吉井さんは「その間、日本の自然の美しさに魅了され続けてきましたが、一方その感動を写真にして人に伝える難しさも味わってきました」と言います。そこで今は「自然との対話を楽しみながら、目の前の光景から洒落たデザインを切り取るという考え方を、自分の撮影スタイルに」と決めています。そして、 「見ていただく方々の心に響くような表現を追求して行きたいと思っています」と意欲を膨らませています。
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作家よりメッセージ
世は正にデジタル時代、あえてフィルムにこだわりました。全作品に国産の中判カメラとレンズ及びフィルムを使用しています。カラーフィルターなどは一切使用しないで、自然の輝きを自分の力の及ぶ範囲で作品にしようと努めました。(吉井康哲)