“目に見えないものを見えるようにすること”
粘土と私の関わりの中から現れてくるその表情は無限である。道具が介在したり,手と粘土との触れ合いの中で様々な形や肌合いが目前に現れてくる。それも、ありふれたものではなく、誰も今まで表現したことがないものを求めて、試行錯誤を繰り返している。
ある時、幾何学的な形状をした軟らかい粘土の塊を目の高さから地面に落としてみた。それは、一瞬の出来事であった。なんと無機的な粘土の塊がまるで有機的なまるで生き物のように変身を遂げたのである。落下シリーズの始まりであった。作品が出来上がる過程で作者の手から離れたところで成立することにも独創性を感じた。痕跡シリーズの場合は、ヘラやワイヤーエンドを使って粘土を掻き出したり、貼り付けたりと、ありふれた技法を使っていても、結果的には他に類のない形や独特な表情を創り出すことに腐心している。
粘土がすでに記憶している造形的表現力を1つでも新たに人の目に見えるようにすることが私の仕事だと思っている。
粘土と私の関わりの中から現れてくるその表情は無限である。道具が介在したり,手と粘土との触れ合いの中で様々な形や肌合いが目前に現れてくる。それも、ありふれたものではなく、誰も今まで表現したことがないものを求めて、試行錯誤を繰り返している。
ある時、幾何学的な形状をした軟らかい粘土の塊を目の高さから地面に落としてみた。それは、一瞬の出来事であった。なんと無機的な粘土の塊がまるで有機的なまるで生き物のように変身を遂げたのである。落下シリーズの始まりであった。作品が出来上がる過程で作者の手から離れたところで成立することにも独創性を感じた。痕跡シリーズの場合は、ヘラやワイヤーエンドを使って粘土を掻き出したり、貼り付けたりと、ありふれた技法を使っていても、結果的には他に類のない形や独特な表情を創り出すことに腐心している。
粘土がすでに記憶している造形的表現力を1つでも新たに人の目に見えるようにすることが私の仕事だと思っている。
1945年福井県坂井郡芦原町生まれ
1968年金沢美術工芸大学産業美術学科工業デザイン専攻卒業
1971年日本陶芸展選抜アメリカ・カナダ巡回展(アメリカ・カナダ)
現代の陶芸アメリカ・カナダ・メキシコと日本、東京国立近代美術館(東京)
1972年ファエンツア国際陶芸展 ラペンナ観光局長賞受賞(イタリア)
1973年日本陶芸展選抜メキシコ・アルゼンチン巡回展(メキシコ・アルゼンチン)
ファエンツア国際陶芸展(イタリア)
1974年第11回日本国際美術展(東京)
1979年JAPAN TODAY CHICAGO(シカゴ)
1980年CLAY WORK-やきものから造形へ(大津)
1982年イタリア巡回現代陶芸展 国際交流基金(ローマ)、日米アートand/orクラフト展(金沢)
1983年朝日現代クラフト展招待出品(大阪)、現代日本の工芸展 福井県立美術館(福井)
1985年国際現代陶芸展 台北市立美術館(台湾)、現代のやきもの展 呉市立美術館(広島)
現代陶芸作家120人展 講談社(東京)
1987年’87八木一夫賞現代陶芸展 大賞受賞
1988年新収蔵作品展 京都国立近代美術館(京都)
1991年世界陶芸祭コンペ 優秀賞受賞 滋賀県立陶芸の森美術館(信楽)
第4回国際シューボックス展(ハワイ)
1993年世界の工芸展 京都国立近代美術館(京都)
1994年第5回国際シューボックス展(アメリカ巡回)、藤田八栄子追悼展 桜画廊(名古屋)
1995年ファエンッアの風展 セラトピア土岐(土岐)、福井の戦後美術50年(福井)
1996年冒険美術アドベンチャー・大地のささやき展 滋賀県立近代美術館(滋賀)
国際丹南アートフェスティバル ’96特別展、土岡秀太郎生誕100年記念展(武生)
1997年ソウル・セラミックアート・ビエンナーレ(ソウル)
新収蔵作品展 滋賀県立信楽陶芸の森美術館(信楽)
1999年清州国際クラフト・ビエンナーレ ’99(清州)、NHK衛星放送『焼き物探訪展』高島屋(東京 日本橋)
2000年国際陶芸展 精華大学美術学院(北京)
2001年金沢21世紀美術館収集作品展 金沢市民芸術村(金沢)
2002年第2回円空賞受賞、名古屋コンテンポラリーアートフェアー
久世建二の世界展 名古屋芸術大学
2003年現代陶芸の礎久世建二展 伊丹クラフトセンター
2004年やきもの新感覚 久世建二展 INAX世界のタイル博物館
■ パブリックコレクション
北海道立近代美術館、京都国立近代美術館、ファエンツア国立陶芸博物館(イタリア)、アルゼンチン近代美術館・日本の家(ヴエノスアイレス)、金沢美術工芸大学、国立国際美術館(大阪)、石川県立美術館(金沢)、滋賀県立信楽陶芸の森美術館(信楽)、高松市立美術館、ハワイ大学(アメリカ)、江南大学(ソウル)、精華大学美術学院(北京)、金沢21世紀美術館
1968年金沢美術工芸大学産業美術学科工業デザイン専攻卒業
1971年日本陶芸展選抜アメリカ・カナダ巡回展(アメリカ・カナダ)
現代の陶芸アメリカ・カナダ・メキシコと日本、東京国立近代美術館(東京)
1972年ファエンツア国際陶芸展 ラペンナ観光局長賞受賞(イタリア)
1973年日本陶芸展選抜メキシコ・アルゼンチン巡回展(メキシコ・アルゼンチン)
ファエンツア国際陶芸展(イタリア)
1974年第11回日本国際美術展(東京)
1979年JAPAN TODAY CHICAGO(シカゴ)
1980年CLAY WORK-やきものから造形へ(大津)
1982年イタリア巡回現代陶芸展 国際交流基金(ローマ)、日米アートand/orクラフト展(金沢)
1983年朝日現代クラフト展招待出品(大阪)、現代日本の工芸展 福井県立美術館(福井)
1985年国際現代陶芸展 台北市立美術館(台湾)、現代のやきもの展 呉市立美術館(広島)
現代陶芸作家120人展 講談社(東京)
1987年’87八木一夫賞現代陶芸展 大賞受賞
1988年新収蔵作品展 京都国立近代美術館(京都)
1991年世界陶芸祭コンペ 優秀賞受賞 滋賀県立陶芸の森美術館(信楽)
第4回国際シューボックス展(ハワイ)
1993年世界の工芸展 京都国立近代美術館(京都)
1994年第5回国際シューボックス展(アメリカ巡回)、藤田八栄子追悼展 桜画廊(名古屋)
1995年ファエンッアの風展 セラトピア土岐(土岐)、福井の戦後美術50年(福井)
1996年冒険美術アドベンチャー・大地のささやき展 滋賀県立近代美術館(滋賀)
国際丹南アートフェスティバル ’96特別展、土岡秀太郎生誕100年記念展(武生)
1997年ソウル・セラミックアート・ビエンナーレ(ソウル)
新収蔵作品展 滋賀県立信楽陶芸の森美術館(信楽)
1999年清州国際クラフト・ビエンナーレ ’99(清州)、NHK衛星放送『焼き物探訪展』高島屋(東京 日本橋)
2000年国際陶芸展 精華大学美術学院(北京)
2001年金沢21世紀美術館収集作品展 金沢市民芸術村(金沢)
2002年第2回円空賞受賞、名古屋コンテンポラリーアートフェアー
久世建二の世界展 名古屋芸術大学
2003年現代陶芸の礎久世建二展 伊丹クラフトセンター
2004年やきもの新感覚 久世建二展 INAX世界のタイル博物館
■ パブリックコレクション
北海道立近代美術館、京都国立近代美術館、ファエンツア国立陶芸博物館(イタリア)、アルゼンチン近代美術館・日本の家(ヴエノスアイレス)、金沢美術工芸大学、国立国際美術館(大阪)、石川県立美術館(金沢)、滋賀県立信楽陶芸の森美術館(信楽)、高松市立美術館、ハワイ大学(アメリカ)、江南大学(ソウル)、精華大学美術学院(北京)、金沢21世紀美術館