「DOTS 2020」
さて、会場はどうでしょうか。
ネットとはまた違った見方で投票が進んでいる? そんな気配も感じる週末。
続いてのエントリーは、m.d.Lab。
「シロイシロ_AM_001」
光と影をブルーとシロのコントラスト表現した。
光と影を表現するのに、ブルーのマーカーをレイヤー状に塗り重ねて表現することが有効だと考えたことと、それを表現するためのシロい物体として、地元兵庫のランドマークの一つである姫路城を選択した。
作品はボールペン、マーカーで製作し、それをデジタルの美術印刷で出力した物ですが、マーカーという画材の特性上、最終出力を美術印刷にした方が、耐光性の観点から好ましいのではないかと考えたのと、印刷にすることで浮世絵や工業製品、マンガやアニメのように、美術作品を身近な存在として親しんでもらえる物に出来ないかと考えました。
いつの頃からか”良い印刷がある”と聞くようになったのが美術印刷である。
以前なら版画などでしかなかった手段が、今や進化を遂げている。
とは言っても、本画に混じってボールペンとマーカーを元に印刷を選んだのはm.d.Labさんの挑戦だろう。
世界遺産に登録され、随分前になるが姫路城が長い時間をかけてオーバーホールとなった。
久々に新しくなった姿を目にした時、姫路城を見慣れた私たちは「こんな白いものは姫路城ではない」
と衝撃を受けたものだが、どうやら私たちが馴染んでいたのは歴史を経た姫路城であり、
本来白鷺城と呼ばれる姫路城は、こんな風に白かったのだとその時に聞いた訳である。
へー、、そうだったのか。
であったとしても、しばらくは違和感が消えなかった。
不思議と、その時の姫路城の印象を思い起こさせてくれる。
今となっては、以前の姫路城の姿がなかなか思い出せないでいるのだから。。