昨日で、馬川祐輔の「ikimono」が終了。
余談ですが、壁面に飾っていた椎名さんの作品と馬川さんの器が驚くほど合っていた。
Puntoでの初めての企画展で、馬川さんがどんな作品を作ってきてくれるか
お客さまと同じ一人として、期待と未知数にワクワクして過ごした2週間。
各々の作品は、馬川さんの今ある表現がきちんと詰まっていて丁寧に作られていた。
馬川さんの穏やかな人柄に秘められた熱意や哲学が、折々で感じられ、
それは小さな器ひとつにも存在する確かな価値だと思う。
きっと、同じような感覚を持った人がいたに違いない。
作り手の考えや価値観は言葉で語らずしても 作品に出てしまうものであり、
時代をさかのぼると、言えないからこそ作品として表したという現実があった。
芸術表現はどこまでも自由であるはずで、
そこにこそ真実という美がある気がしてならない。
次回、また展覧会で会いましょう。