「施美時間」最後の土日を前に、今日は閉山後より鶴林寺の観月会が開催。
台風19号が接近する手前、まだ気持ち良い風に吹かれながら月を見上げました。
会期中、皆さんを驚かせている作品があります。
浄心院のASADA。
普段は立ちることのできない塔頭の廊下を進むと、
いきなりヘルメットを被った人が立っている。
奥には、同じくメットを被った泳ぐ人。
過去にも「施美時間」に参加いただいたASADAさん。
空間を分かっているだけに、周りの軸や襖ともしっかりと合わせてきてくれました。
本気で驚いて声を出す人、笑ってくれる人、完全に引いている人、、
中には「怖い」と怯えて逃げた子どももいましたが、どの反応も私たちにとっては正解。
こちらの陶製の作品を身に着けているのが、作家本人。
CDケースで作品が作り上げられている。
一枚一枚買えるのだから、面白い。
他にも、端の方に面白い作品を発見することができます。
これらの画像では分からないが、ゴーグルやシャツの日焼けの跡も、しっかり見てほしい。
夕方近くなった頃でしょうか。
こちらのお二人は、敷居の手前で無言で微動だにせず、しばらく完全に固まっておられました。
その後、敷居をまたぐことなく、ゆっくりと無言で引き返されたのですが、
その見事な鑑賞姿が、本日一番の瞬間でした。
ASADAさんの作品は、浄心院にて。
どうぞ、お見逃しなく。