本日より「8000日目の取り組み」-三木サチコの彫刻とドローイング-が始まりました。
ややや、三木サチコの彫刻って何だろう!?
本物の人間をよそ目に、何と壁を歩く宇宙人のような白い人。
宇宙人の行く先にはビックバンか、はたまた汁があふれ出た脳みそなのか?
赤いリングが浮いている。
しかも、かなりのモデルウォーク。
この子からすれば、私たち人間は時に分かったような勘違いをする鈍感な生き物なのかもしれない。
そう思ったのには訳があり・・
三木さんの言葉の中に、自分の幼少期の感覚を通した自分の内側と外側 という表現がある。
どんな作家も自身の体験や環境に感化され、思考や哲学を生み、作品として反映されていくのだろうが、
三木さんほど肉体を使って自分というものを意識し対峙して制作している作家は少ないのではないかと思う。
これら作品は作家の内側であり外側であり、普段は目に見えないものでもあるだろう。
つまりは、全ての作品は作家の手の内にあるはずなのに、
生まれた作品を観ていると、作家さえ気づいていない感情や訳を抱いているように感じるのは私だけだろうか。
「サチコ母ちゃんには黙ってるけど、何か言いたいことあるんじゃないのか?」
と、耳元で つい世話をやきたくなる。
初日から、そんな事を思ったのは既に三木サチコにハマってしまったのかもしれない。