「spiderweb saved fallen horse」
今展では、馬をモチーフにした作品が多く存在します。
自らお話してくださったのも、これらの作品を例にあげてのこと。
石川さんの作品は、時間という概念を掘り下げて、存在するものの神秘、
また、世の常である栄えては枯れてゆく相反する現実への問いのようにも感じる。
永遠と瞬間。
私たち人間の時間は、実に儚い。
そして・・・
馬は、蜘蛛の巣によって救われる。
”作品は、その人を表す”などと言うが、石川さんは まさにそうかもしれない。
まず、生活感がない。(褒め言葉です!)
画面に出てくる白馬に乗っていても違和感はない。
むしろ乗っていて自然。
そんな空気で日常を喋る画家の、相反する現実が何とも神秘的なのである。