石川和男の「spectrum☆スペクトル」。
こちらのページでは多くを紹介しきれぬままでしたが、明日 最終日を迎えます。
進化を遂げた石川さんの作品は、変遷を辿るのも謎解きのように興味深い作業。
我々には計り知れない時間軸を加えた4次元の世界を
もし私たちが触れているとするならば・・
そんな着眼点がひとつとなり、
根本的な画面構成から美術を構築した数少ない絵画であろう。
画面上にいくつもの消失点を設け、
時には様々な様式の文様などを重ねている。
果たして、どこが手前でどこが奥なのか?
見るほどに様相を変え飽きることがない。
一見すると不必要に見える部分が、画面の重要な役割を担っていたり。
気付かなかった発見が見え隠れする。
そして、分割した部分に箔を貼る独特の表現は、
想像を喚起させる まさに石川さんでしかでき得ないオリジナルなのです。
2週間余り、石川さんの美術にどっぷりとつかって、
まだまだ未知の美術の面白さに歓喜。
いよいよ、明日が最終日。
どうぞ、お見逃しなく。