気付けばブログも2か月ぶり。
ブログの存在すら忘れかけ、開いてみれば一か月前の弱音を吐いた下書きだけが残っていた。
3冊目となる「Punto press」も発送した。
今号は楢崎くるみ、KAI、そして延期のままとなっている筋ジストロフィ患者の作品、クンストプンツ特集である。
実のところ、今回はなかなか筆が進まなかった。
唯一迷いなくスラスラと書けたのは、クンストプンツの登場人物紹介くらいだ。
進まなかった原因は特集内容が影響した訳ではなく、季刊誌の中でも触れたが休業期間は(未だ継続中)
それはそれで困難が多い。様々な現実が交錯して整理がつかないのもひとつの原因であったと思う。
そんなこんなは全く解決していないが、とにかく今回のPunto pressは随分と作家に助けてもらった。
休廊中に作った映像も是非見てもらいたい→「左手と欠けた月と」 「白い羽」
映像の詳細も書かぬままに終わってしまったが、説明は要らないと思う。
少し気分を変えようと、今日は久しぶりに画集を開いてみた。
1994年に亡くなった洋画家、斎藤真一の画集である。
瞽女(ごぜ)や花魁を描き、「吉原炎上」の原作にもなったと言えば知っている人も多いと思う。
中でも私は朱赤で描かれた瞽女の絵が大好きである。
旅を重ねていた斎藤真一の言葉も添えられている。
画集でさえ、開いている間は自由になれる瞬間がある。