この作品は、2002年にGaleria Puntoで展覧会をした時に展示した草間彌生の「涙」。
アメリカのTIME誌が21日に選んだ今年の「最も影響力のある100人」に
芸術家の部門で草間彌生が日本人としてただ一人選ばれた。
タイム誌は、選出の理由をこう書いている。
「草間彌生は87歳の芸術家で、ドットやパターン、網目模様を駆使した抽象表現的な作品で知られる。
油絵・彫刻・デッサン・映像・アート空間を創作し、日本の最も有名な現代美術家の一人。
彼女のアート空間「Infinity Mirrored Room」は昨年秋にロサンゼルスのブロード美術館で展示され、
高く評価された」
他には、共和党のトランプ氏や民主党のクリントン前国務長官、俳優のレオナルド・
ディカプリオ、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問らの名前があがっている。
草間さんは今回の100人では最年長である。
Puntoが草間さんにお会いしたのはずいぶん前になるが、そのエネルギーたるや凄まじい。
私がまだ美術学生だった頃、草間彌生と横尾忠則の対談集を読みふけっていたことがあったが、
その時は両氏の作品を扱うことになろうなどとは夢にも思わなかったものである。
その後、草間さんの作品は度々Puntoで展示させていただいている。
現在の兵庫県に移転した最初の展覧会も草間彌生の版画展だった。
その時、お客様から「草間さんですか?」と間違われた?ことがあるが(笑)
それは、私の密かな自慢である。