「DOTS 2020」
残すところ、30日~2月2日まで。
今回から、投票はないものの小学生以下の部もエントリーできるようになり、
ギャラリーにも小学生・中学生の姿があちこちに。
今回エントリーしてくれたのは、前回 好評を得た2名。
入口の赤い壁に展示した。
「パパとママ」稲垣光一
パパとママが並んでいる姿が無条件に嬉しくなります。
そして注目すべきは、紙の右上に貼ってあるシールなのですよ。
きっと光一君は遊びながら楽しくシールを貼ったのだと想像するのですが、
出品するために そのシールを剥がしたり、切り取ったりするでもなく、
そのまんま絵の一部として残しているところに、本人はもちろん
光一くんを取り巻く暖かい環境を感じずにはいられないのです。
絵は、見せられるものだけを選んで描くのではなく、本来こういうことなのではないかと
ぜひ大人に見てほしい一枚。
「夕方のねこ」丸尾いまり
昨年はまだ幼稚園だった いまりちゃんも、一年生になりました。
今回は何と油絵具に挑戦し、ずいぶん成長した表現にビックリ。
本人がどこまで意識しているか分からないが、ちゃんとバランスのとれた構図で描かれている。
いまりちゃんの場合は、自らギャラリーに来て作家さんのライブペイントを見たりと
明らかに本人の意図や考察した形跡が感じられる部分は、実に将来性を含んでいると思う。
自分が5~6才の頃を思うと(既に記憶はないに等しいが)光一くんといまりちゃんの将来が末恐ろしいが
描ける環境もそうだが、表現する気持ちや衝動を持ち続けて欲しいと切に願う。
これは思いのほか難しいことなのだけれど、意図せずとも間違いなく何かに繋がってくれるはずだ。
同年代の、また年下の作品に刺激され「来年は挑戦したい」という声も聞くことができた。
「DOTS 2021」には、多くの子どもたちのエントリーを待っています!