本日、阿曽藍人の「touch the earth」が終了しました。
「点から線へ」4人目となるラデックへバトンを渡します。
今展では「点から線へ」の醍醐味、作家の新たな試みが見られました。
陶というジャンルを扱いながら、このシリーズは何と焼成していない。焼かない焼き物!?
火を使わず、土そのもの、そして原土を重ねて描かれた作品なのである。
アボリジニを彷彿とさせるような画面は、焼き物の概念を取り払った自由さと可能性をも感じた。
その上で私たちは、決してチューブの絵具ではない 土という素材であるからこそ対峙する阿曽さんを知ることになる。
こちらは野焼きで焼成した作品群。
陶板の質感をはじめ、実に様々な表情を見せてくれる。
釉薬を用いない肌は 水を吸い込むのと同じように、呼吸をしているよう。
色が変化したり、時に手をかけてやりたいと思う陶。
生き物のようである。ピーちゃんでもいい。
左から二番目の丸皿をピーちゃんにした。
一人だけ、何だかカサカサしてるとこも嫌いじゃない。
阿曽さんの作品は様々な雑誌などにも紹介されています。
どうせなら、ちょっとシャイなピーちゃんを選びたいと思う。