昨日、Galeria Puntoにて東條 新君のライブペイントを公開しました。

16:00からのスタートを前に画廊前には にわかに人が集まってきました。

さすが現役高校生のアラタ君、女子高生の姿もたくさん。

開廊時間の16:00を迎えた頃には、画廊内は満員電車状態。

入りきれない方が外にも溢れ。

奥のライブ空間もこの通り。

仕方なく、アラタ君のお父さんにも協力してもらい、急きょライブ会場は入替制としました。

仕切り上手なお父さん、その全容は聞き出せていないのですが やってることが普通じゃない、大人なのに。

なるほど この父にして物怖じしないアラタ君が育ったのかと合点がいく訳ですが、

それを超えるお母さんの面白さ、勝ち。

さて、本日の主人公アラタ君のライブペインティング!

人生初めてのライブペイントでも彼に緊張という言葉はないようで、

時々笑いを取る余裕も見せながら時にハプニングもあり。

要領なんてお構いなしに ひたすら描きました。

そして、今回はジャズとのコラボも見どころのひとつ。

奏者は、コントラバスの北本とピアノの高橋デュオ。

普段はロックばかり聞いているというアラタ君が、大人のメロディにどう呼応するか、

最初は不安と期待を持って見ていましたが、本人は至って平常心。

自分のキャンバスに向かい一生懸命描き続けた、それに尽きるかなと思っています。

そして、無名の17歳の少年とのコラボを快諾くださった北本さん高橋さん。

高校生の彼に敬意をもって応援くださった、クリスマスに相応しい紳士・淑女のお二人に心から感謝します。

ライブペイントを終えた時には、全て出し切ったアラタ君。

途中からは筆を投げ捨て両手で大きな画面を短時間でここまで持っていったアラタ君、よく頑張った!

最後に思い切りサイン、Tojo Art.

Tojo Arataのaを省くとArtになるとは、持ってるねぇぇ。

来場者からは惜しみない拍手が贈られました。

ライブ後は、皆さんでささやかな交流会。

プレーヤーのお二人も ようやく一息、皆さん本当にお疲れさまでした。

今年最後のクリスマスイベント、いかがだったでしょうか?

時間がたっても人は減らず、数時間のライブペイントに300人以上は来てくださった気がします。

ゆっくりと観られなかった方や交流会に参加できなかった方も多くおられたかと思います。

クリスマス・イブの夜という特別な時間にも関わらず、驚くほどのたくさんの方々にお越しいただきました。

それも、著名作家の企画展ではない高校生のために。

彼は普通の高校生ですが、画廊でのライブペイントを実現させた熱意と実践力は見習うべき姿でした。

自分も何かしてみたい、こんな子どもに育ってくれたら、そう思った人も少なくなかったのではないでしょうか。

画廊は著名作家だけの表現の場ではないということ、

アートなんて分からないけれど あのアラタ君が、

高校生が何かしてるなら行ってみようと思ってくださった方、

返せば、世界で活躍する素晴らしい、だけれども知らない作家には興味がない、

そんな心にも 何かしら一石を投じる そんな一日であったならば幸せである。

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