「DOTS 2020」
DOTSも2/3を過ぎたところ、今日も来廊いただいた皆さん ありがとうございます。
続いてのエントリーは、新村晶子さん。
絵を描き始めて比較的日が浅いという新村さんですが、アートへの想いは深い。
「My-bed-room」
わたしのうちのお気に入りのべっどるーむ。
彼を想う恋心を赤と黒のムードカラーでWSMに納まる横長のスタイルで挑みました。
「窓から見える景色」
小さな秋から冬の訪れ、紅葉と枯れ木の移り変わりを背景に、
赤い実をつけて今にも枝が枯れて落ちそうな繊細なようで逞しくぶら下がるベランダのクランベリーを
我が子の成長の歓びの心境と乳飲み子の可愛い赤い頬と将来を願うように想い描きました。
こちらの作品は、オンラインで見るよりも実際の印象は小さい。
コメントからも感じられるように、その小ささの中に描き手の心情をそのまま投影したのだろう。
絵は時間があるからと言って描けるものではなく、時間がなくても描きたいときもある。
新村さんの絵は、おそらく後者だと思うが、
そんな中で何をどう作品に落とし込むか、
それは許された時間の中で、その時にしか出てこない心情の投影でもあるのだと思う。