現在 開催中の「あ ワ い」。
作家自身の名前から取ったものでもあるが、そのタイトルには様々な意味合いが込められているそうで
展覧会場を作家のプライベート空間としても作り上げている。
キャンバスに描かれた作品はもちろんのこと、作品が出来上がるまでのプロセスをそのまま貼り付けた
ドローイングやスケッチ集まで自由に閲覧することができる。
更には、ラフスケッチやメモ書きのような実に貴重でプライベートとも言える品も
購入することさえできてしまう。
あ衣さんの描く少女は、中高生でなくとも好きになる不思議。
本日載せていただいた新聞記事を見て、初めての小学生が訪れ・・
迷いなくお気に入りの絵の前に行くと、ノートと鉛筆を取り出し床に座り込んで
まじまじと作品を見ながらスケッチを始めた。
その一連の流れるような動きと躊躇ない行動に、尊敬の念さえ覚えた私。
彼女は短時間で納得したかのように描き終わり、
作家さんと間違え 私はサインを求められましたが残念。
海外の美術館では当たり前の行動が、
日本の美術館ではスケッチしていると学芸員にやめるよう注意されてしまいます。
ギャラリーはこういう場でありたいと切に思った瞬間でした。