かねてから画廊で使用する紙袋をデザインしようと思いながら数年が経過、
作るなら大好きなオレンジ色とグレーの組み合わせにしようと決めていた。
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弾き語りスーマーさんが発行されている月刊誌「寒弾(KANBIKI)」は
半分に折られたさり気ないわら半紙に印刷されている。
破格の年間購読を申し込むと、毎月の月刊誌と未発表音源、
そして年間の終わりにはそれらが収録されたCDまで届く。
先日、寒弾と共にそのCDが届いた。
何とオレンジのジャケットにグレーのツートンカラー!
(これを先に見せられて紙袋は作れるのか)
細かく行き届いた描画や質感と立体感も作り込まれたジャケットからは、
感性と丁寧さが伝わってきて、こちらも丁寧に開封。
鳥と星の集合体は、何故だか昔見たイルカを思い出し心地が良い。
そして何においてもデザイン力はものを言う。
寒弾SONGBOOKは、納められているその時々の赴くままの物語に触れる行為のよう。
スーマーさんのアルバムを初めて聴いた友人に言わせると、
多くのミュージシャンのアルバムは結局その中の1曲もしくは数曲しか聴かないけど
「スーマーさんのは全部当たり、ハズレがない」のだそうだ。
たぶんこれらは似たような意味じゃないかなと思う。
叙情を誘う声と音色、
加えて
スーマーさんの歌はとても音楽的なのではないかと思い始めた「寒弾SONGBOOK vol.7」。
音楽に音楽的という自分の感想に恥ずかしくなりつつ、
12曲目の「生活の柄」もとても素晴らしかった。
そして、そんなスーマーさんと、美術家 山口和也さんのコラボライブ「10曲の絵画」が
今月25日神戸ポートアイランド内ジーベックホールで開催される。
スーマーさんの生歌10曲に対し、山口さんがその場で生まれたイメージをステージに投影。
前半と後半それぞれに異なったテーマを持った二つの舞台から、
音と映像によってどのような世界が立ち現れてくるのか。
企画したPuntoもどんな場になるのか分かりません。
初顔合わせとなるお二人のトークもどうぞお楽しみに。
お問合せ・お申込みはGaleria Puntoまで。