役重佳廣の「カルマの複写」、本日 終了しました。
ニュースでは様々な社会情勢が流れている中、
現代に生きるアーティストはそれらに影響を受け呼応し、作品としてメッセージを表現している。
今回のヒロシマやフクシマをテーマに鉛を用いた作品群、
そして備前の土に様々な自然界の生物を融合させた永遠とも受け取れる作品、
作家が鉛に掘って複写した行為に象徴される今展。
作家の意図、鑑賞者の思いは果たしてどこにあったでしょうか。
現在の社会や自分自身は、過去からの我々の業がもたらした結果だとすれば、
この先 私たちが選ぶべき道は如何に。
会期中、会場内では誠に不思議な音階が一定のリズムで刻まれていました。
円周率を音に変換したもの。
3. 1415926535 8979323846 2643383279 5028841971 6939937510 5820974944 5923078164 0628620899 8628034825 3421170679 8214808651 3282306647 0938446095 5058223172 5359408128 4811174502 …
それは 永遠に続く音階、終わりなきものでした。