「食虫花」 「鬼の首」
堀越千秋の作品。
これらは、全てベニヤ板に描かれています。
「月を見る人」
「御荷鉾山雪景」
堀越さんの額装は、マットを使用せず
昆虫箱のように紙の端を浮かせ立体的にはめ込まれています。
また、側面まで大胆に描かれたキャンバスは やはり絵画たる姿です。
キャンバスや額装作品はもちろんですが、
個人的には堀越さんの板に描かれた作品にとても惹かれます。
描く時の木の音が伝わってきそうな画面は自由そのもので、
薄くて曲がらない板は、壁に飾ると どんな大きさでも形でも
見事に壁と一体化してくれるのです。
たくさんの展示作品の中、
何と言っても 板には 板ならではの表現がなされているのです。
絵画とはこういうもの・・そんな先入観を取っ払ってくれ、
観る側を解放してくれる板作品、う~ん、やはり堀越千秋と思う。