「DOTS 2019」
今回のご紹介は、優しい雰囲気漂う作品。
ゆん 「僕たちは守られている」
家族でキャンプに行った時のこと。
山奥で私達以外には誰もいなくて。
夜中に一人外に出てみると、そこには、満月と周りを取り囲む高い木々だけ。
風が心地よい夜で、しばらく満月を眺めていると、段々と高い木々がキリンのように見えてきて。
そして、キリン達に守られているような安心感に包まれた。
『きっとこれからも大丈夫』そう思った。
この時の想いを元に描いたのが、「僕たちは守られている」です。
この作品を見て、ほんの少しでも優しい気持ちになって頂けたらとても嬉しいです。 ゆん
動物や天使・お花をモチーフにされることが多いらしく、主にパステルと水彩を使って描かれている。
ご家族で訪れた先のキャンプ地での、高い木々がキリンのように見えたことに着想を得た作品です。
この内容を読みながら、確かにこういうことってあるなぁと思いました。
大人になると想像の範囲が狭くなっていくことが多いかと思いますが、
想像とも妄想ともつかない世界と現実が重なるような瞬間は否定できない気がします。
ゆんさんは直接作品を搬入いただいたのですが、ご本人の印象通りのほんわかした作品に納得。
普段はパステルを通して小学生に関わることもあるそうです。
4月には京都にて個展を開催予定。
こちらも、優しい雰囲気。
西尾宏美 「調和の女神」
以前は争いなどのサバイバルの時代が
長い間続いてきましたがようやくたくさんの女性が活躍できる環境が整い始めました。
女性の良いところが社会的にもあらゆるところへ影響を及ぼしていきます。
そして、たくさんの女神が目覚めてきています。
女神シリーズを描いていこうと思い、これが最初の作品です。
調和の女神
この絵を見た人、手にした人に豊かな調和が溢れますことを祈り仕上げております。 西尾宏美
西尾さんは絵を描くと同時に、今年は絵本の読み語りやワークショップにも力を注がれるようです。
大人も対象とされていますが、ゆんさんと共通しているのは やはり子どもたちへの取り組みでしょうか。
西尾さんはこれまで様々な職業を経験されており、その中には過去の私と同じようなこともされていたようです。
※念のため、キチンとした職であります(笑)
自分事を申しますと、アルバイトを含めると それなりに色々としたような気がしますが、
西尾さんと決定的に違うのは、現在に活かしていない(ー_ー)!! という事でしょうか。
ボーッと生きてる自分はチコちゃんに叱られそうですが、
それでも今思えば、過去の経験は今に至る意味があったなぁ と思う訳なのです。
作品紹介のつもりが・・脱線。
ご本人のコメントにもあるように、作品を手にした人に豊かな調和が溢れるようにという思いから
作品にある工夫がなされています。
彫りも含め写真ではなかなか見てとれないので、ぜひ実際にご覧いただければと思います。