a現在、「点から線へ」2人目の内田江美「LINE×LINE」が開催中です。
A東京、ニューヨーク、上海、シンガポールなど海外でも精力的に活動している内田江美さん。
今展では、「点から線へ」に合わせた新作を展示しています。
内田江美の画面は「ハッ」とした瞬間に記憶にとどまる。
なぜなら、おおむね画面は、彩色のカンバス地に、細い木炭で蜘蛛の巣のように何千本の線が網の目に引かれていて、その網の目に濃輝度の高い独自の彩色が、まるで宇宙に宝石を埋めたように輝いている。
今までに見たこともない独特の画面なので、私の頭にもはっきり止まった。
聞くところによると、たとえば2016年台湾の台北新芸術博覧会で、彼女の作品は100号を中心に、二日目に、十一点全部を完売した。
今度は、台北のドデカイビル「台北101」の、「ギャラリー101」で、日本人としては、村上隆・草間彌生の二人の次の三人目として、この内田江美が登場する。新しい「光」である。
とき・2016年12月12日―12月末。場所・台北101ビル・ギャラリー101。
美術評論家 芝辻政彦(京都)
内田さんの作品は油彩の上に重ねられた網目のような木炭の線が特徴的な作品ですが、
一見しただけでは分からない ある仕掛けも施されています。
是非、会場にて体感してください。
ここ数年、ヨーロッパ、アメリカ、アジア等、十数か国で個展、アートフェアーなどに出品をしてきました。
今年は11月にアート台北に出品し、12月12日から台湾のランドマークタワーである、台北101タワーの“ギャラリー101”で、日本人としては村上隆、草間彌生に続く三人目に内田江美個展が開催されます。
ちょうどこの2つの国際展の間に開催される今回のGaleria Puntoの展覧会“点から線へ”は、私にとってとても意味のある展覧会になると思っています。 内田江美