梅雨の中、ポップな世界で楽しませてくれた渡邊あ衣の「あ ワ い」が終了。
一見、可愛いキャラクターのようにも捉えられる あ衣さんの作品。
立体を学ぶ中で、自身の平面作品を構築させていった過程は、
実際に作品を観ると構図や表現に そのしっかりとした背景を感じ取ることができる。
表現の幅は広く、共通しているのは どれも等身大の自分の気持ちを持ち上げてくれること。
赤い靴をはいて しゃがんでいる女の子からは、水玉のパンツがのぞいている。
スカートのヒダのような前髪には可愛いリボンが巻かれ、
黄緑色した宇宙のような まつ毛が、こちらを見つめる。
中学生がお友達同士でお財布を持って Ai グッズを買いにやって来る。
休憩タイムはアイスクリームを食べながらギャラリーでおしゃべり。
普段画廊ではあまり見られない、そんな日常がとても楽しかった「あ ワ い」。
ドアには小学生が貼っていった紙も、作品と一緒にそのまま展示しました。
ありがとうございました。