いよいよ、赤展もクライマックス。
鶴林寺は国宝であり平和を祈るための寺院です。その中で特別に世界平和のために建造された建物があると記憶しています。寺院は建造物の中で最も人間に平和的な気持ちを思い起こさせるものだと思います。アーティストは宗教家ではありませんが毎日新しいアイディアを探究し、自分の中の一番美しいものを創造し平和のために仕事します。平和を祈るための寺院で未来のために展覧会ができることは大きなチャンスです。
今はたくさんの恐ろしいニュースが簡単に耳に入ってきます。逆にここから平和なエネルギーを世界に発信できるといいなと思います。
赤をテーマにした作品で世界を平和に向けて先導することが出来ればと思います。
これは、ラデック プレディギエルの言葉。
ラデックの作品「BE PARADISE」
講堂の柱を囲むように張られた布。
線は、裏側にも染みて反転しています。
同じく裏面が外側となり、両面ともが正面のように仕上がっています。
ポーランド出身のラデックが選んだ次の素材は、色紙。
四角や短冊型の色紙をパズルのように組合せ、積み重ね、彩色します。
色紙ならではの金色の縁取りと、彼の色彩感覚が融合して独特の雰囲気。
ラデックの作品に最初に魅かれたのは、画家たるドローイングの線でした。
今でも、この線や配色を見ると 当時のドローイングやテンペラを思い出します。
そして、今日から村岡ケンイチさんが来場しています。
本日はケンイチの真骨頂、似顔絵。
似顔絵 白黒部門の世界チャンピョンであるケンイチさん。
様々なメディアでも紹介されています。
ケンイチさんの似顔絵は、単にビジュアルを似せて描くだけでなく、その人との会話を通じて、趣味嗜好から性格や価値観までを背景や表情に織り込んで描くところに更なる楽しさがあります。
今日は、鶴林寺の本堂もスケッチ。
普段は、病院での講演や、病室に伺って
患者さんの似顔絵を描く似顔絵セラピスト
としても精力的に活動を続けています。
出来上がった作品を見た時の反応は、いつでもドキドキしますね。
ご住職も
最後は、ロマンが詰まったKaleidoscope 。
見た物が映り込む ちょっと変わったものも。
今日の最後は、お互いを見合う あったか親子に出会いました。